Thursday, June 29, 2017
 

迷えるWebディレクターに効く検定・ノウハウ集

Webディレクターという職業をしていると、制作時に色々な意見を求められる場面があります。

制作スタッフからは、デザインについてやマークアップの整合性について。クライアントからは、コンテンツについてや進行についてなど。個人では判断しきれない専門的な知識が必要な場面も多々ありますが、「ディレクター」という責務が「知りません。」で済ますのを良しとしません。
まぁ、それは思い込みなのですが、Webディレクターには幅広い知識が必要なのは事実と言えるでしょう。

Web関係の仕事の多くは特に免許を必要としません。ですが、自身の知識を確かめる上でのノウハウや検定は存在しています。SEからWebディレクターになった方にはSE検定をお持ちの方もいるでしょう。検定というお墨付きを得る事で、自信にも繋がり、事実を基にした判断が可能になります。
下記にWebディレクターにおすすめの検定、ノウハウ集を列挙しますので参考になさってみてください。

ITIL® Version 3

ITILとはITサービスマネジメントのベストプラクティスを集めたフレームワークです。英国の政府機関が作成・文書化をし、IT運用における実際の知識・ノウハウが集約されています。Versionがあり、現在V3となっています。ファンデーションを基にスペシャリストまで段階があり、検定を受けられます。ITサービスという大きい枠組みですが、プロジェクトマネージメントの概念はWebにスコープしても十分通じます。共通用語の概念や、進行時の注意点などは、おおいに参考になります。

PMBOK

アメリカの非営利団体PMIが策定した、プロジェクトマネジメントの知識体系です。「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」という書籍にまとめられており、事実上の標準として世界中で広く受け入れられています。上記のITILよりは、現場よりの概念といった印象です。マイルストーンの管理やタスク管理時のノウハウなどが集約されています。某社からPMBOKを基にWebに特化した書籍が出ておりますので、一度、目を通しておくのも良いでしょう。

上記は、プロジェクトマネージメントに特化したフレームワークです。よって進行時の進め方の骨子として、留意する点などを確認するのに良いでしょう。ITILは検定試験を設けていますので、興味がある方は受験を目途に書籍を読むだけでも効果があります。現場レベルだと経験としてあるノウハウのはずですので、知識の地盤固めとしてもおすすめいたします。

その他のおすすめ

色彩検定

カラーコーディネーター試験と併せて有名な検定です。個人的にですが、Webサイト制作において色についての知識は、あった方が良いと考えています。デザイナー側のジャッジという現場もあるかと思いますが、クライアントのCIを理解しワイヤーに落とし込む際、頭の中で「このエリアの色は、こんなイメージかな」とシミュレーションする事で、その後の進行のアドバンテージになります。もちろんWebはRGBですしモニターによっても再現度に違いあります。それを踏まえた上でクライアントからの漠然とした色の指定に対し、具体的な色名での確認・指示ができるのは、ディレクターにとって武器になります。

Webクリエイター能力認定試験

民間団体が主催している能力認定試験です。特にこの試験に拘りはないのですが、htmlおよびcssの基礎的な勉強は、これで十分だと感じています。他の細かい技術・知識については、必要に応じて独学するのがWeb屋の基本。ただ基礎があっての応用です。初級と上級がありますので、ご自身のスキルにあわせて確認の意味で受験してみるのも良いでしょう。

簡単に4つほど挙げてみましたが、どの検定・ノウハウも必須という訳ではありません。もちろん受けなくても現場で案件が回れば問題ないですし、分からない事は専門のスタッフに質問すれば済むことでしょう。
ただ、あくまで個人的経験則ですが、Webディレクターとして仕事をこなしていく際、何か「漠然とした不安」を感じる時がありました。「なんとなく」や「たぶん大丈夫」「今までがそうだったから」を判断の根拠にするシーンが多くなってきたら、考え時なのかもしれません。
でも、それは決して悪い事でなくWebディレクターとして次のステップに上がるチャンスだと私は感じています。自信を持ち毅然とした進行をする事でスタッフのモチベーションも上がります。その意味でも「プロジェクトと同じくらい、自分のマネージメントの大切さ」を考えてみても良いのではないでしょうか。

 
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