Thursday, August 17, 2017
 

Webサイトの『評価軸』としてのUX

突然ですが、アナタはWebサイトの良し悪しをどこで決めていますか?

見た目(デザイン)でしょうか?
ソースを読んで、そのプログラミングのロジックでしょうか?
それともページを表示するまでのスピードでしょうか?

仕事としてのWebデザインの良い悪いは「クライアントの要件を満たしたもの」と
定義できるかもしれませんが、ユーザーに取っての「良いWebサイト」を測る時、
制作側はどこに気をつけるべきでしょう?

広告としてのWeb

広告業界には、様々な任意の団体があり、それぞれに応じた広告の賞があります。
経産省が主導のものから、どこ?って団体まで、その様式はさまざまです。
「広告を評価する」こと自体は、その活動自体の啓蒙もあるでしょうし、
業界全体の活性化を狙っての事もあるでしょうから、それをどうこう言うつもりはありません。
いわゆる「ハクがつく」という側面をあるので、それを目途に頑張っている若手クリエイターもいますしね。

ただ、そのいわゆる広告の良し悪しを決める基準と、Webサイトの良し悪しを決める基準を
十把一絡げにしてしまう事には違和感を感じます。
広告を意図したキャンペーンサイトもありますし、
バイラル&フリークエンシーを意図したサイトもあるでしょう。

それでも、ビジュアル的な評価に終始してしまっているものや、大企業における経済効果からの判断など、
どうも、それを観たユーザー(消費者)の事が置き去りになっている印象を受ける事が多いの事実です。
※評価はそれぞれだと思うので、すべての賞がそうだとは思いませんが。

誰がためのWebサイトなのか

個人的な認識ですが、Webサイトは”クライアントのもの”ではないと考えています。
もちろん広義には、そうなのですが、
本来Webサイトは“クライアントの要件を満たすためのツール”でなければいけません。
要件自体は、個々のクライアントによって様々だとは思います。
ただ、Webサイトを評価する際は、『その手前とその先』を見据えていなければいけません。
全てのWebサイトとは、『クライアントの意図するユーザーの持っているニーズに応える』という使命を
持っているという事です。

ユーザーのニーズに応えるという事は、そのサイトからユーザーが何を得られるのかが主になります。
何かしらの購買を考えているユーザーなら、Amazonなどネットショッピングができるサイトが。
ある企業の情報が欲しいユーザーにとっては、一般的な企業サイト、IRサイトなどがそうでしょう。

良し悪しの基準はそれぞれ

つまり、『良いサイト』の基準は、個々のユーザー自身が決める事であり、そのサイトからのUXに寄与します。
その要素として、デザインや、プログラミングの質、速度なども加味されるのが本質なのだと思います。

制作側として留意すべきは、どれか1つの要素だけで評価を下すのではなく、
あくまで基準は「ユーザーのニーズに応えるべくものになっているのか」でしょう。

UXを基準とした上で「このサイトは良い悪い」を唱える声が今後増え、
本来あるべき「Webサイトに対する評価」が、業界内外から、
もっと浸透すれば、見た目や技術のひとりよがりならない、より質の良いサイトが今後増えてくる事でしょう。

 
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