Thursday, August 17, 2017
 

イベントでのUSTREAM活用におけるチェックポイント

先日、自分が携わっている業務でUSTREAMを使う機会があった。

USTREAMは、Web上でWebカメラとPCとネットワークがあれば、誰でもストリーミング配信ができるWebサービスで、昨今では海外のTVや日本でもラジオなどでもコンテンツの1つとして配信をしている事例を見かける様になった。
USTREAMのサービスが始まったのは自分の記憶では3年程前だったかと思うが、当初のWebリテラシー高めの人向けから、徐々にカスタマイズされUSTREAMは、一般的にもだいぶ使いやすくなった印象がある。(まだ改善点はあるが。)またTwitterやFacebookなど他Webサービスとの連動も強化されており、媒介のフォーマットこそ違え、情報の拡散という意味では、今後プラットフォーム化を期待できると感じてる。USTREAMありきで広報活動を行うイベントも出てくると思う。

じゃぁ、そもそもで何を配信するのかという議論はさておき、自分の関わった業務に照らし合わせて、USTREAM配信時の注意点等を書いてみる。さしあたり自分が携わった業務の規模は以下。

  • イベント参加、来訪者は2万5000人強。
  • USTREAM内のchは4つ。各所にオペレーターを配置し、シンポジウム、セミナー等の配信。会場レポート等

配信前に確認しておいた方が良い事

いわゆる動画作成とWeb配信は、本質的に異なるという認識が望ましいと思う。動画作成は編集ありきだし、コンテンツ的にもSEの付加やエフェクト等、後からフォローができるのだが、Web配信は特性上、生が基本。よって、そこに映る全ての物に何かしらの不具合が無い事を可能なかぎり確認しておいた方が良い。具体的には著作権、肖像権、また観覧してるお客に「USTREAM(Web)で配信してますよ」というエクスキューズ等。一部では、当日のUSTREAM配信はokだけど、アーカイブにして再度見る=Web上にデータとして残す事はNG等もあるため、事前の打ち合わせで配信内容の確認はマストと言える。「Webだから良いだろう」という謎の偏見は捨て、気がついた事はどんどん潰していくのが吉だと思う。

併せて事前のTwitter等でのハッシュタグの告知、また、諸注意などの周知も進めておく。実際に会場にくるユーザーがいる際は、撮影についてまた、個人でのUSTREAM配信のお断り等。またモデレーター等にも事前に確認を取って、告知をしてもらうとより効果が上がる。
また、会場のネットワーク環境も要確認。イベントの規模にもよるが、アクセスが集中しUSTREAM配信が見れなくなる自体が起こる事は、想定しておいた方が良い。ただ、「起こったらどうするか」では無く「起こるだろうな」程度で良いと思う。リスクを気にするあまり二の足を踏むのは勿体無い。起こったら「嬉しい悲鳴」くらいの割り切りも必要。

画角についてだが、リハ時にある程度アングルをガムテ等でバミっておいた方が良い。そしてアングル候補は3カットくらい考えておくこと。仕様上2カメ以上での配信は厳しいのと、見えてはいけない部分が見えるのを防ぐのと同時に、Web配信では画角が単調になりがちなので、一箇所からどう撮るのかを思案しておくと良いと思う。
そして当然ながらリハはしておく事。ぶっつけ本番も男らしいが、目的は配信する事ではなく、コンテンツにユーザーの関心を惹きつける事だと肝に銘じた方が良い。

配信が始まったら

USTREAMへの要望で一番多いのは、音声についてだと思う。もちろん個々のPC環境で変わってくるものでもあるのだが、マイクの音割れやネット上だけに聞こえるノイズなどもあるので、USTREAMの管理画面からある程度、調整した方が良い。画角についても、ユーザーから「ここが見たい」とか「見えないなー」とか要望が上がると思うので、臨機応変にかつ無理しない程度に対応する事が望ましい。

配信後

アーカイブがUSTREAMのページにあがるので、必ず告知する事。基本、USTREAMに上がったコンテンツは著作権がUSTREAM側に寄与されるので、無断DL等はご法度。また、各メディアでの利用はUSTREAMのページ上での再生かつ、報道目的ならokになる事もあるとの事なので、利用規約の確認は事前に。YouTubeへの転載やブログ等での転載はokなので、どんどんバイラルして事後拡散を狙うべき。それと、USTREAMの管理画面でアクセスが見れるが、USTREAMには一般的に言う視聴率という概念は無いらしい。よくある「60人が1分見た」と「1人が60分見た」では、前者の方が評価が高い。USTREAMでは、視聴者数と最高視聴者数で良いコンテンツかが判断される。なので、配信開始時にどれだけユーザーを食いつかせ、最高視聴者数を確保するかが、今後大事になってきそう。昔の2時間ドラマでお色気シーンを随所に入れていたのと同じ理屈なのかもしれない。憶測だけど。

ざーっと書いて見たが、実際に運用する上での留意点はUSTREAMの場合、規模の大小に関わらないと思う。オペレーション的なものこそ違えど、事前の確認と臨機応変さがあれば、あとは勇気と知恵次第かと。
ストリーミング配信自体は、まだこれからのサービスだと思うし、個々の工夫次第で面白いものができると思うので、ご興味のある方は、まず自身のPCからのUSTREAM配信を試してみて音声チャンネルの設定などイメージを持っておくと良いと思う。

つまり、実践あるのみ!

 
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