Thursday, August 17, 2017
 

与える事で得られる大きな力

昨今のWeb制作案件は、ニーズの多様化、またツールの複雑さなど求められるソリューションが多岐にわたっている。

そのためWeb制作会社は、その「会社」という性質上、Webデザイナー、マークアップエンジニア、プログラマー、プロデューサーなど多種の職能の人達が携わることになる。Webディレクターは、それら海千山千の猛者たちを束ね、スケジュールを組み、アサインをし、プロジェクトを成功へと導く事が使命となる。ただ、それは必ずしも一筋縄ではいかない事が多々ある訳で。

忘れられがちな原理

Webディレクターは、プロジェクト成功という目的のため、たくさんの人達と関わりあう。つまり、うまく周りを巻き込み、時には上司や部下、外注スタッフとも蜜にやりとりをする必要がWebディレクターにはある。よく、そういった際に「コミニュケーション力が必要」と言われるのだが、最近、この手の言葉に個人的に漠然とした違和感を感じ始めている。もちろん、情報共有は必要だし、それらのための様々なツールはある。また便利でもある。ただ気をつけたいのは、このオブラートでグルグル巻きにした「コミニュケーション力」という言葉に踊らされる事無く、その目的である「どうやって周りを巻き込むのか」という事を忘れない様にWebディレクターは気を付けないといけない。

烏合の衆にならないように

プロジェクト(会社)は、たくさんの職能が携わる。つまりたくさんの人が関わってくる。よって、それぞれのそのプロジェクトに携わるためのモチベーションも様々だという事をWebディレクターは、常に意識する必要がある。お金だけが目的なのか、何かこのプロジェクトから新しいものを得ようとしているのか、言われた通りの事しかする気がないのか。個々の都合を見極める必要がWebディレクターには必要で、それらに応えないと人は(すすんでは)動かない。

自分の「持っている」価値は、どんなものがあるのか。

では、どう応えるのかという話になるのだけど、前述のとおりニーズは様々ある。ただ、応えるための選択肢は、おおまかに言って1つしかない。それはWebディレクターが持っている情報の中からしか出ないという事。つまり、個々のスタッフのニーズから、プロジェクトへの参加を促す「口実」を見つけるないし、生み出し、それらを交換する事が必要になる。例えば、金銭が目的の人なら最初にプロジェクト成功時の報酬額を伝えるのもありだし、また、必ずしも金銭や物でなくても良い。新しいもの得ようという人には、このプロジェクトから何が得られるのかを客観的に伝える(価値を提示する)だけで、きっと動いてくれると思う。

Give&Take+Give&Take=全部Take

大事なのは、人は常に何か見返りを求めているという事を意識し、では、どんな見返りを自分が提示できるかを考えること。Takeが欲しければ、まずGiveをする事。そのためにまず、自分が何をGiveできるのかを把握すること。もちろん、必ずしも相手にGiveしたからといって、その相手からTakeが返ってくる保証は無い。でもその「Giveをした」という事実から得る経験もあるし、次の手を考える上での資料にもなる。場合によっては、それまで相手の頭に無かった新しい価値を与える事もできるかもしれない。それは十分、Take足りえるものと言えると思う。

一番怖いのが、すぐに外的なツールにソリューションをアウトソーシングしてしまうこと。一時はそれでもよいかもしれない。表向きにはプロジェクトは進行するのだから。ただ、必ずしもそれが自分の巻き込みたい相手が、求めているものとは限らない。また、本来の目的が、プロジェクトを進行する事でなく、成功するためであるという事をWebディレクターは、忘れてはいけない。
それは、本来、サイトのコンテンツを考えるべき部分で小手先のjQueryでの見せ方に逃げがちの、Web屋の悪いクセかもなーと思った。

 
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