傾向と対策は、質や量よりもスピードが命
仕事上において経験を積むことにより、自分の中で”何かしらのパターン”が見えてくることがあります。
「このタイミングで、こうなったら、後々トラブルになりそうだな」とか「この時間帯に上司から声をかけられたら、きっとこうなるだろう」など。
中長期に限らず、また仕事のみならず日々の生活においても「あー、このままだと怪我しそう」みたいな漠然としたイメージが浮かぶことがあるかもしれません。
しかし、それらは直感的だったり、天の声的なスピリチュアルな話ではありません。自分の中で積まれた情報を無意識の中で取り出し、それに適応しようとしている作用なのだとと思います。
そして、それらを意識することで、より自分のナレッジとして昇華させることもできるはずです。
見えてないものが見えてくる?
やっぱりスピリチュアルな話しかってわけではなく、意識するともしなくとも、それは少なからず自分の中で”一度観た”ことがあるから。
そこから次の展開を予測し、どう対処するかを最短距離で割り出すことができたためだと思います。
それは過去にあった悔しい思いや、次はこうしようと思っていたこと、そのチャンスに応じて頭と身体が自然に動いた状態なのかもしれません。
考えることよりも大事なこと
ロジカルシンキングや仮説思考、デザイン思考など思考方法は、いくつかあります。
それぞれに特徴が、適材適所、組織や解決した課題に応じて取捨選択がされるべきですが、組織やチームの決裁が下る頃には、すでに状況が変化しており、内容とそぐわない。他社に先を越されてしまったなどのケースは少なくありません。
それらに共通して言えるのは”考えること”が目的となっており、理解し決断し行動することの優先度が相対的に下がってしまうため。本来、目的とすべきは”成果をあげること”であることを意識し直さないといけません。
パターンを知ることを最重視する
突如起こった事象について慌てずに、粒度と筋道を整理することは大切です。しかし、それ以上に大切なのは理解をすること。そして、理解をするスピードを早めること。
偏見やバイアスに捉われず、状況をあるがままに観察して、自主的に理解・判断してまず動く。
そのスピードが早ければ、結果、失敗だとしても、その現実を受け入れて新たな方法を試すまでの時間も短くなります。
思考停止せずそれを何度も繰り返すことで手持ちのパターンを増やして成果に繋げる
「見るではなくて”観る”こと、聞くではなくて”聴く”こと」と過去の偉人は言ってましたが、観察をするだけではなく、本当に必要なのは、それを経て自分がどう理解をしたか。
得たものをどう自分で消化して、いかにスピーディーに次の行動へ繋げるか。
常にヒントは身の周りにあることを意識しつつ、観て、聞いて、経験すること。
そのスピードを早めることで自分の人生の厚みを保たせるよう、継続することが大切と言えるでしょう。
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