Saturday, October 21, 2017
 

Webディレクターなら読んでおきたい「交渉術」のおすすめ本

Webディレクターとして現場にいる際、クライアントやスタッフとの間で「交渉」をする場面が多くあります。

クライアントとは、予算、時間、提供できるコンテンツなどについて。スタッフとは、何をいつまでにやるのかの優先度を他案件との兼ね合いとあわせて話し合うといったところでしょう。お互いの都合がありますので、いくらディレクターと言えど「ツーと言えばカー」という訳にもいきません。ましてクライアントを前にすると、交渉というより御用聞きになってしまっているディレクターもチラホラあるかと。

おすすめの本

自分も同じ様な悩みを持っており、悩んだ時期もあったのですが、その時に参考にした本を紹介いたします。同じ悩みを持つWebディレクターの方の参考になれば幸いです。

影響力の法則—現代組織を生き抜くバイブル

バイブルと聞くと仰々しく思えるかもしれませんが、上司・部下を問わず周りを巻き込み、いかにしてプロジェクトで人をアジャストしていくかのコツが書かれています。
本書を読んでの感想としては、「相手を動かすカギは自分自身が持っている」という事。命令、指示、依頼、懇願。何かしらの事柄を相手に委ねる時、それら言葉の持つ意味と、それが相手にどういう印象(影響)を与えるのか。また、そのためには何が必要なのか考える良いキカッケになりました。

ハーバード流交渉術

こちらもケーススタディを基にした良書です。実際に金銭が絡むケースなどもあり、また訴訟大国アメリカらしく、裁判も普通に選択肢に入っているというのが新鮮でした。
これを読んで「交渉」を俯瞰のイメージで捉える様になりました。つい交渉となると頭に血が昇り、こちらの都合を相手に押し付けがちですが、問題は何なのか、先方の都合(求めているもの)は何なのか、そのためのこちらは何ができて、できない事は何なのか。その妥協点を探るプロセスが交渉と気付かされました。

自分本位では交渉できない

どちらの本にも共通しているのですが「交渉は自分のためじゃなく、問題解決のためにある」という事をまず肝に命じる必要があります。相手の求めるもの、相手の環境に目を配り、自分が提供できる事を把握、分析し、メリット・デメリットを精査した上でカードを切る。上述の「俯瞰で捉える」イメージはそこから来ています。

あくまで方法論についての本なので、人間同士のやりとりの中、本の通りに全てが上手くいく訳ではありません。実際、各書の中でも「決裂はあって然るべき」とあります。ただ、交渉のステージに立つ以前の段階で、そのチャンスを放棄してしまっているケースも多々ある事でしょう。
知ってると知らないでは大違い。ダメ元でも、常に交渉する気概を持ち、試行錯誤をする事で経験を経て、自分なりの交渉術を得られます。その上で上記2冊は良い参考になりますので、ディレクションする上でのスキルアップとしておすすめいたします。

 
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