Monday, June 26, 2017
 

CSS Nite @Co-Edo, Vol.3 「マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座」に参加しました

CSS Nite @Co-Edo, Vol.3昨今はレスポンシブ・ウェブデザイン(RWD)にも関心が集まってきているかと思います。

既存のPCサイトの運用のみならず、iPhone、Androidなどのスマフォ端末、iPadなどのタブレット端末など、ユーザーの環境も様々です。

それぞれの機種も1年に何種類も製品が発表される中で、制作側としてどう対応すべきなのか、まだ個人的に「これ」といった指針が見えていない状況でした。
エンドユーザーの端末ありきで、それぞれの仕様をおいかけるスタンスでよいのか。それとも制作者の都合で端末を取捨選択して、フォーカスを狭めての運用でよいのか。

選択肢が無いわりに対応は迫られるという、あまり心理的によくない状況が続いている中で、今回のCSS Nite @Co-Edo, Vol.3 「マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座」は、個人的に一つの心構えとして得るものがありました。
ので、受講した感想などを少々。

ユーザーはコンテンツ重視

まずは『コンテンツ』の定義として講座内では、
利用者のタスク(欲求)の達成を補助するために必要とされる要素
と定義付けされていました。自分もほぼ同意見ですが、もう少し要素というよりは『集合体』というイメージの方が個人的にはしっくりきました。

商品購入の際のキッカケを見ても、自分の興味のあるブランドや情報ソースにオリジナルコンテンツがあるかが、購入のトリガーとなる事が多いのは実感できるかと思います。オンラインマガジンやブログを参考にする人も多く、ブログを読んで比較検討し、その商品を買うか決める事も最近では当たり前の事になっています。※一部のアルファブロガーの方々は、その辺の魅せ方も上手いですね。

また企業側からしてもオリジナルコンテンツを創る目的は「収益・ブランドロイヤリティ・リスク管理・市場拡大」などが挙げられます。他にも速報性やIR情報などで、プレミア感のあるコンテンツを提供している企業もありますね。

欲しい情報と知ってほしい情報の齟齬

ただ必ずしも利用者側が得たい情報と企業側が発したい情報がマッチングするとは限らないのは現場にいて強く感じる時が自分もあります。それぞれの思惑があり、コンテンツを通したコミュニケーションの中で双方にズレというか軋みが生じているという事なんでしょう。

またデバイスの面からもまだPC利用者が多いとはいえ、スマフォやタブレット端末をメインに使うユーザーが増えてきている事から、PCと違わず、もしくはそれぞれのデバイスに沿ったコンテンツ配信をするためのインフラ設計が求められているとの事でした。

CMSをインフラとしたコンテンツ配信設計

今回の講座ではCMSをベースとして、コンテンツの要素を細分化し、いかに様々なデバイスに対応していくかを考える会でした。
そのために見た目上のUIを考える前に、各情報の要素を分析(棚卸し)して最小の単位を定義し効果的に配置・読み込ませるを目的とした設計は、過去にあったセマンティックなマークアップにも近い印象を受けました。

要素を細分化する事で、応用の効くコンテンツ(デザイン)が用意でき、新機種のデバイスが出ても対応できるインフラを設計する事。
少々IA的な面もあるかと思いますが、もう少し人間的というか、「いかにそれぞれのデバイスで要点を的確に伝えるか」が肝といったところでしょうか。

ちょっと大きめの現実的な課題

自分も過去にプレスリリースの更新業務に携わった事がありましたが、大抵、プレスリリースの文章等はその企業の営業か製品規格の人がwordに画像を貼り付けてスタッフに「更新しといてー」と投げてくるケースが多いのではないのでしょうか。企業にもよりますがコンテンツ設計に手を加えられる機会は、限られている上にまさにリリースの言葉通り「投げて」終わりという面がまだ強いと思います。

その辺の啓蒙と情報提供側の意識として「誰に何をどう伝えて何を得たいのか」を一歩深く考えて工夫するだけでも大事な事でしょう。

個人的には、このままモバイルファーストが当たり前になった時に、提供側の運用面において混乱が生じるor見なかったことにするなんて事がないように、いまのうちから少しずつCMSのみならず既存のマークアップにおいても意識していきたいなと思った会でした。

 
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