Thursday, April 18, 2024
 

Webとリアルの補完関係

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Webのプロモーションでリアル連動させようというのは、よくある話なんだけど、その手のPRは総じて「サムい」という印象がある。
確かにお金はかかるし、どこぞのマーケティング屋が、やれ「口コミ」だとか、「ロングテールで〜」とか言っているが、そもそものPRの価値がなんなのかが見えてこない。これも目的が後追いで手法が先にきているケースなのかも。

日テレがルパンをつかったPRが進行中だけど、「ルパンがモヤイ像を盗んだ!」とか言われても「あー、じゃぁ、どこで待ち合わせすんの?」という感想しかもてない。
単純に、モヤイ像が無くなった!という部分に感動が持てないのか、まだ無くなったモヤイ像跡地を、この目で見てないからなのかわからないけど、なんとなくシラけてしまう。

ただ、実際にその無くなったモヤイ像跡地を見たら「ほー」とか思うんだと思う。それは実際にリアルで起こった事だし、その実行力は凄いと思う。ただ、それの発端は別にWebじゃなくてもいいんじゃないかなと思う。なんか無理矢理Webに絡めてそんな事しなくても、たとえ「不況など暗いニュースばかりが目立つ日本に、愉快・痛快な話題を提供して活力を与える」ことを目的に立ち上げられたとかいう、あやふやなプロジェクトだとしても、行動の起点にWebは絶対的に必要なものではないんじゃないかと。

むしろ、こういうPRはWeb連動しないで、リアルのみで進行し、その結果を知った人同士でWeb内で、あーでもないこーでもないと言い合ってる方が楽しいような気がする。それこそ真の口コミだし、よっぽど派生すると思う。メディアミックスしないと予算が確保できないという訳でもないと思うし。

あくまでWebはリアルである事(あった事)の補完でいいんだと思う。じゃないと、なんとなく最初からタネ明かしされて「凄いでしょー」って言われてるみたいで、もったいないなーと思った。

 
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