Sunday, August 18, 2019
 

これからのプロジェクト管理ツールの使い所と、成すべきゴールとは

まだまだ一般的とは言い難いかもしれませんが、Web系・IT系企業の多くは社内業務の進行においてプロジェクト管理ツールが導入されるケースが増えてきました。

BacklogやTrelloやRedmine。エンジニア向けならGithubにZenhubを入れてカンバン型にして管理進行することも可能です。

しかし企業文化や色々な畑の違い、NDA的な制約などでツールの選択からの良し悪しについては、様々な好みが分かれやすい部分もあります。

また、プロジェクト管理ツール自体の特性や狙いを利用者側が理解していないため、「とりあえず上司が使えというから使ってるけど。。」という現場の声もチラホラ聞き及ぶところです。

プロジェクト管理ツールの”狙い”

プロジェクト管理ツールを導入することで得られるメリットの内、一般的に期待されることの多くは

・タスクの共有

にあるかとは思います。しかし、この場合、あまりにも主語が大きく、そのメリットを得られるためのコスト部分の精査が十分でないこともあるようです。

受託/クライアントワークでプロジェクト管理ツールを導入する場合、一番に気を使うところは、まず”クライアントの担当者にいかに『正しく』利用してもらうか”があります。

キックオフMTG時などにプロジェクトにおけるコミュニケーション設計を行い、進行時におけるフローやルールなどをwikiに記載。で、蓋を開けてみたらメールでやりとしてるのと変わりがなかったという場合です。

「文化が違うから」で済まされてしまう局面もありそうですが、効果として期待する以上、そうもいきません。むしろ文化が違うからこそ、共通言語として5W1Hに沿ったロジックを基に、やること、進捗、結果を共有する必要があるのです。

プロジェクト管理ツールが担うのは判断と責任の所在の見える化

進行管理だけならxlsでも良いですし、タスク依頼だけならメールだけでもことは足ります。

最近はプロジェクト管理ツールの機能拡張でボタン1つでガントチャートの作成も可能になりました。

プロジェクトを進める上でのコストは徐々に軽減化されつつあり、リマインドやステータス管理については、botやAIなどでも、ある程度カヴァーが可能となってきています。

翻って、人の役割として今後より重要になってくるのが、プロジェクト進行においての判断と責任の所在となってくると感じています。

今、何待ちで、誰が、いつまでに、何を決めるのか。

チケット期限が燃えたままで形骸化されたプロジェクトの多くが、上記に関する言及やコメントが少ない印象です。

プロジェクトの成功は”期日通りに要件を満たすこと”と定義するのなら、そのためのプロセスとして大事なのは、メンバー毎の思考の見える化となってくるでしょう。

もちろんプロジェクト各メンバーすべてが意識高くあれという訳ではありませんし、ディレクター/プロジェクトマネージャーの仕事の1つとして、それらの啓蒙も含まれる部分ではあります。

プロジェクト管理ツールを思考の共有として、いかにナレッジをためやすくし、学習サイクルを早めることで、結果として正確かつスピーディーな判断を行えるようにできるか。

異文化の企業と触れる機会の多い受託ディレクターだからこそ、ツールを導入しただけで満足せず、常にどう工夫できるのかを考えていきたいものです。

 
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