自分の仕事をつくる
物が溢れた時代におけるクリエイターのモチベーションの見つけどころとしても良書だと思った。
なぜ人は働くのかというテーマから自己確立の深い所まで、様々な職種の人へのインタビューからの著者の考察による報告書という感じ。自己啓発的に「こうすれば良い!」みたいなものは無いんだけど、これからの生き方を考える良いキッカケになった。
これを読んでの自分の結論としては、以前の記事でも書いているのでまぁ、よいとして、自分はどこに身を置きたいのか、自分を殺してまで守るべきもの(ルールとか空気とか)があるのか、そもそもでその守るべきものってなんなのか。「お金が欲しいから」という目的だけで、仕事をする事や「不況」を理由に儲かる話に飛びつく事が自己確立においてどれだけの危うさがあるのかを感じれた。
個人主義と全体主義、やりたい事と喰っていく事の境目で、人は生きてるんだなーと。それを昇華させる矛先として「人の役に立つために自分ができる事をする。」という本来、仕事をする上で根源にあるべき思想を改めて考えさせられた一冊。
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