Wednesday, October 9, 2024
 

Web制作の視点からのSEO

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SEO施策にはざっくり分けて「内的SEO」と「外的SEO」の2種類がある。内的SEOはサイト内のテキスト記述や、文書構造の施策。外的SEOは被リンクの数を稼ぐのと、ヒットさせたいキーワードにお金を出して、そのキーワードでユーザーがGoogleやYahooで検索した時に上位に表示させる施策。

Web制作屋としてできる事は内的SEOであり、口すっぱくして「コンテンツが〜」とか「なにやりたいのか〜」とか、クライアントにヒアリングをして、それにあわせてマークアップをするんだが、クライアントの目線が外部(ユーザー視点)にある場合の落としどころが難しい。サッカー用品売ってるサイトの来訪キーワードが「ボール」だからって「じゃ、ボール専門サイトを作ろう」ってのも変な話。木を見て森をウンタラではと。

つまりユーザーにどのキーワードで検索した時にサイトに来て欲しいのかが無い場合。
企業系サイトだとアクセス数は多いほどよいという世相に飲まれ、結局、コンバージョンも少ない、「ただ来訪者が多いサイト」になってしまう。なにかしらのコンバージョンをとっているサイトなら良いのだが、月次の定例会議とかで「今月の来訪者はこれだけでしたー」とか、「で?」っていう報告になってしまってるWeb制作会議は往々にして多そう。実際そうだったし。

htmlの記述の仕方だったり、CSSの記述の仕方など、内的施策の手はいくらでもあるのだが、どうしても限界があるのも事実。外的SEOでテコ入れしたとしても、そこも何かしらの裏付けがないと、前述の形で中身のないアクセスが増えるだけ。

「来訪者の質」についての議論って、わりとおざなりになってるような気がする。というかSEO業者にお願いしてる企業だと社内で、そこまでのリソースは割けにくのだけど。一部のWeb屋でワイワイやってるのもある意味で平和なんだが、なんだかそこでお金つりあげて、その手の「草食系サイト」を食い物にしてる気がするんだが。

結局、内的も外的も両方必要なんだから、ターゲット絞ってちょっとずつやれば?ってのが持論。
サイトが来訪者を育てる概念もあって良い気がするんだけど、そこはまた別の話か。

 
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