Thursday, September 16, 2021
 

プログラマの頭の中から読み解く『モノ』の考え方の可能性

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『ずっと本棚に置いておきたい本』ってのに、出会う事は難しい。
気になった本は率先して読む様にはしているのだけど消費とブックオフ行きのサイクルが早くなってる気がする。(自分は、まだあまり電子書籍は読まない)

個人的に本を買う楽しみの一つに手元に残す本を厳選していくと段々、本棚が選抜クラスになってきて、知識がビルドアップされてく感じが可視化できてモチベーションがあがる。置くスペースの限界があるからというのもあるけれど。その本を経て今の自分がいるみたいな感覚が、たまに本棚を振り返るとちょっと勇気がわいてくる。

あと気に入ったり、後でまた見返すかなと思う本を手元において置くと、自分の知識に句読点を打つような感覚があって、また見返すときに、その本を初めて読んだ時に戻れる感覚がある。あんまりにも厚かったり翻訳が変だと何度読み返しても寝ちゃうけど。(え

思考は一方通行ではない。

自分はディレクターなのでノンプログラマーなのだけど、前々から『プログラミングをする』という事に関心はあった。

今でもHTML,CSSは使えるし、JS,PHPについてもある程度は触れるのだが、既存のフレームワークを使ったり、専門の方が作ったものを改修する程度の事がメインのため、そもそもの『プログラミングをする』発想の起点というか、構築をする上での頭の使い方についてモヤモヤとしたものがあった。

この本は、Sunabaという独自の学習言語を使い実際にブロック落としゲーム(言うなればテトリス)を作る事で、既存プログラミングの文法を学ぶ事より、もっと手前のプログラミングの思考法について至極丁寧にかつ時に冗長なくらい親切に書かれている。

プログラミング初心者に対して『プログラミングをするとはどういう事なのか』を通し、ある視点からのモノの考え方についてまで踏み込んでいて、個人的に目からウロコな部分が多かった。具体的には

  • 結果から考える。
  • 具体的な手法に落としこむため、問いかけを変えてみる
  • 目的があってこその手段

といったところ。
一方通行な考え方では、辿り着けずに迷いがちな事も、ちょっと視点を変えてみる事で見えてくる部分がある。
もちろんプログラミングなのでちょっとした数式はあるものの、それすらも根底にあるのは言語化された事柄として、スッと頭に入ってきやすかった。

ちょっと厚いけど「自分の考え方がコッてるなー」って感じる時に都度読み返したい。言うなれば凝り固まった自分の頭の使い方から一歩外に出て、新たな可能性を探ってみたくなる、そんな本。出来上がったらテトリスでも遊べるしね。

これからプログラミングを始めてみたい方のみならず、新たな発想の起点を模索している方にもオススメしたい良書です。

 
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