Thursday, September 16, 2021
 

ここ最近の読んだ本・映画のまとめ

個人的に最近は生活の中で時間がある事が多かったので、暫く積読していた本や映画を消化する事ができました。

総じて、自己啓発的なものが多いのは、ご愛嬌ですが、得るものも多く下半期を迎える今、ちょっとまとめてみようかなと。

※傾向として自己啓発系が多く悩みが多いなと思われるかもしれません。まぁ、そういう時期だったという事で、寛容な目で見ていただればと。

 

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)


誰もが持っている「人に認められたい」という欲求。それに現象学からアプローチをしている本書。

親や家族から「ありのままの私」を許容してもらえる「親和的承認」、集団生活の中で得られる「集団的承認」、社会的道徳といった普遍的価値観からの「一般的承認」。中世の宗教的価値観を基にした「一般的他者の視点」が崩壊した現代でいかに「いいね!」を得るか(認め合うか)を考えるキッカケになりました。
「コミュニケーション能力」という漠然とした強迫観念がある中、それに囚われず自分を律するのは、なかなか難しい時代なのかもしれません。

 

お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方


金融不安など、世の中全体が縮小ムードでいかに節約をするかに頭をつかいがちですが、お金は貯める事より「いかに生き金を使うか」で人生が変わるという内容。
少々、煽り気味な部分はあるものの、本著の中の「GIVE&GIVE&GIVEN&SHARE」という考え方は、お金のみならず情報に関しても言える事かなと。具体的なお金の使い方のハウツーは無いものの、投資の概念を考える上では参考になりました。

 

 

7つの習慣―成功には原則があった!

ビジネス書の中で、ずっとベストセラーになっている本書。acotieさんに教えてもらって読んでみました。(ありがとうございます)
依存→自立→相互依存の各ステージの中で、それらを改善する7つの習慣。まず最初に今の生活に対する発想の転換が必要で、自分の弱点を知る事ができました。習慣という積み重ねが人を作るという、ある種、当たり前の事を理解した上でどうするかを考えるための本。

 

 

イエスマン“YES”は人生のパスワード

ジム・キャリー主演の映画でコメディチックであるものの、見終わってみると得るものが大きかった。
引きこもりがちの主人公が、全ての事に「YES」と答えるセミナーに参加。そこから人生が変わるという内容。
脚本的には、強引なところありましたが、世の中との繋がりを得るのって案外簡単な事なのに、それを自分から拒否してる事ってよくあるなと。よく考えてみれば「どうしても譲れない」事って、そうそう多くある事でもないはず。
断っている理由は節約だったり明日の事を考えたり、自分の都合がほとんど。荒療治ながらその「自分の都合」を排除し、片っ端から「YES」を言う事で、次第に心から「YES!」と言える様になるという部分は、自分の幅を広げていく上で参考になるなと思いました。

 

全体的に言えるのは、これらを読んで、じゃぁ自分はどう生きるのかを考え実践する事が大事ですね。
「〜すればいいのに」と愚痴を言う前に、どうすれば改善できるのかを考え行動する。その失敗の連続の先に成功(達成感)があるのでしょう。

続ける事でしか証明できない苦難の道ですが、生きるってきっと、そういう事なんでしょうね。

 

「個」と「公」の意識の違い〜WebSig1日学校で広報のお手伝いをしました。

自分も開業届を出して早3ヶ月を経過しました。

振り返って見ると、お盆前くらいまでにポンポンっとお仕事をいただけたお陰で、スタートダッシュとしては、私事ながら割と順調な感じできていました。

まだ始めたばかりという事でフリーランスとして自由に動ける事自体が楽しく、重いMacBook Proを持って都内をあちらこちらと廻ったり昼間に本屋で堂々と情報収集したりと、それなりに満喫していました。

 

実は開いていた穴

お盆に入ると世の中全体がお休みモードになります。案件のスピードがちょっとずつ遅くなり、先方都合で連絡も無く、かと言って手放す訳にもいかない。気がつけば仕事については2週間も滞ってしまいました。
「先方都合だからしょうがない」という言い訳もありますが、自分にとっては「なんとなくヤバいかも」という『恐怖を覚えた事』自体が怖かった感覚がありました。
なんとなく、いままで組織の中で与えられた仕事をする事になれていたために空白の時間がある事が単純に怖いというか。

 

「個」と「公」

思えば人には大まかに2つの面があります。それは「個」の部分と「公」の部分。個は個性、公は社会や世間に対して見せている部分です。学校教育や会社で求められるのは「公」の部分です。「本校の生徒として恥ずかしくない行動を〜」という教育を20代まで受け、会社組織や社会では「社会(会社)の一員として恥ずかしくない行動を〜」を常に求められます。

 

再構築した「公」

そんな中、WebSig1日学校の手伝いをしないかと渡辺あやさんから声をかけてもらいました。元々、あやさんとは、以前いた会社の同僚だった事とWebSigにも何度か参加をしていた事もあり、二つ返事でokをしました。

毎週の会議も個人的に楽しく参加させてもらえました。会議自体が久しぶりだったのもあるでしょう。当初、開校当日にスポット的なスタッフでお手伝いするつもりでしたが、気が付けば広報担当としてWebSigのTwitterFacebookを担当していました。
運営スタッフとしてお手伝いもしつつ、当日に撮った写真も400枚弱。Twitterにも多くの反応を頂けるなど普段なかなか得られる事のない経験を得る事ができました。

 

WebSig1日学校では、色々なクラスを廻りましたが、どのクラスも共通していると感じたのは「自身の持つWeb技術をベースに、いかに成長し、個性を伝えるか」でした。

お盆中のぽっかりと空いた時間で自分が感じたのは、フリーランスとして頑張ろうとしていたつもりが、そもそもでクライアントのほとんどは以前いた会社からの繋がりの中で「元●●の金田です」という肩書きありきだったため、自分の中の「公」の部分が、以前いた組織の中に預けぱなしだったのだなという事でした。

今まで学校や会社に預けていた公の部分が離れ、自分の個の部分はあるものの、個を基準に物事を判断する事に慣れていないため、どこか落ち着かない感じ。
それは「公」の部分が欠落しているのに、それを基準に判断しようとしていたからでしょう。

今回の事で一度離れた「公」が、再度、自主的にグループに参加する事で自分の「個」を基礎にして再構築できた感覚があります。
運営スタッフのみなさんの当事者意識の高さが良い環境だったのもありますし、参加いただいたみなさんの表情や前向きな姿勢にも多いに刺激を受けました。

個性が求められる時代の中でいかに社会という大きな組織の中で生きていくのか。答えの無い問いだとは思いますが、人との繋がりの中で「個」を基礎にした「公」のチャンネルを上手く切り替えていく事が、より一層、大切になってくるのだと感じました。

 

渋谷、原宿でオススメのノマドワーカー向けコワーキングスペース

昨日と今日、渋谷・原宿で最近流行りのコワーキングスペースを行脚してきたので、ざっくりとした報告など。(どちらも写真を撮るのを忘れた。。自分の「仕入れ意識」の薄さを痛感。。。)

最近は、こういうスペースが都内に増えてきて、嬉しいですね。

ネットカフェという選択肢もあるんですが、店内が暗すぎるのとタバコの匂いもあれなので、普段はマクドやドトールなどで作業しがちでしたが、パッと入れて使える場所が、あちこちに今後増えてきてほしいもの。

お客さんにもよりますが、基本、電源と電波があれば仕事はできるこの家業としては、こういった傾向は嬉しい限りです。あとネット回線的にはWiMAXを導入したので、スタバで重いFONを繋ぐ事がなくなったのも、外に出やすくなった理由の一つです。

伺ったのは以下の2店

【渋谷】
JELLY JELLY CAFE

http://jellyjellycafe.com/

【原宿】
THE TERMINAL

http://theterminal.jp/

JELLY JELLY CAFEは、渋谷のハンズの先の奥まったところのビルの一角。2時間500円という値段と、その場にいあわせた人との交流がコンセプトのようです。

それらのメリットから、ここを起点に新しいサービスが生まれるかもという期待感がありますね。自分が行ったのはバータイムでしたが、渋谷という土地柄か、いかにもWeb屋さんというより垢抜けた感じの方が多かったのも新鮮でした。まぁ、その手のカンファレンスとかでは無いので当然ですが。

渋谷は個人的にアウェイ感がある土地なので、こういった宿り木があるとありがたい。普通にカフェとしても利用させていただければと。今度はワーキングタイムにお邪魔したいと思います。

THE TERMINALは、内装は、オシャレで会員登録にiPadを使ったりと、なかなか「意識した」感じ。
さすが原宿ですね!

ただ、店員さんのオペレーションは、開店直後のせいか心もとない感じがしました。そこは次回に期待ですね。値段は3時間パックで1000円くらい。最初は会員登録が必要なので計1200円でした。

ただ、レイアウト的に周りにPC画面が見えてしまうのと、JELLY JELLY CAFEとは正反対で「その場で偶発的にどうこう」っていう感じは無かったですね。周りで普通に打ち合わせをしてる人もチラホラいました。お客には外国人の方もいたりして、それっぽさを感じれたのが、刺激になったかも。

あと、喫煙スペースは屋上にありましたが、喫煙しなくても一度行ってみる価値があるかもってくらいの絶景。六本木方面を一望できるので、煮詰まった時にはオススメです。

どちらも一長一短のところがあり、自分のスタイルに合った場所を探すのも一興かと。
ただ、環境が変わるとインプットも変わり、インプットが変わるとアウトプットが変わります。
人と時間と環境を意識した生活の中で、今後もこういったコワーキングスペースは、活用していきたいですね。

 

『ウェブデザインコーディネイトカタログ』はウェブディレクターにもオススメ@CSS Nite in Ginza, Vol.58

8/18にApple Store Ginzaで行われた「CSS Nite in Ginza, Vol.58『ウェブデザインコーディネイトカタログ』をつくって見えてきた、2011年のデザイントレンド考察」」に参加してきました。

最近はウェブディレクター業だけでなく、ウェブデザイナーとしての役割も増えてきているためレイアウトやデザインのコーディネイトに本書はよく参考にしています。今回はその著書の紹介からボツネタなども踏まえての解説との事で参加してきました。また、linkerさんの以前のイベントで自分がフリーランスになるキッカケを頂いたのも個人的に参加の動機だったりします。likerのサイトはこちら

主だったテーマ

書の中にもあったそれぞれのテーマから、断片化された情報の集積/アプリっぽい(デザイン・動き)/質感・素材感/機能的なわかりやすさ/ガーリー・女の子をチョイス。

ウェブデザイナーの目線から個々のサイト全体の印象、テキストのカラーリングの意味、近年のWeb界隈のトレンドなどを交え、著書にある解説をより噛み潰した内容でそれぞれ具体的なサイトを例に講評というスタイルでした。
実際に紹介されたサイトは以下。

断片化された情報の集積

アプリっぽい(デザイン・動き)

質感・素材感

機能的なわかりやすさ

ガーリー・女の子

 

印象に残った点と、もっと聞いてみたかった点

「アプリっぽい」のテーマの中で紹介されたサイトの多くは、WebサイトというよりまさにWebアプリに近いインターフェイスのものが多く、その「アプリっぽさ」に近づくプロセスに暗黙の方向性を感じたのが印象的でした。具体的にはスチールっぽい質感や、機能の配置。UXの考え方も踏まえてWebで再現するそれらの「らしさ」の演出の根幹はなんなんだろうなと。

アプリ→iPhone→Appleというロジックもあるかもですが、アプリもデバイスによって千差万別のはず。

わりとざっくり「アプリっぽい」という括りだったので、個人的に「どのデバイスのどの仕様に似てるか」を突き詰めて聞けたらより良かったかなと。あとビジュアルの話にあわせて「なぜこのレイアウトなのか」という点をUIの視点から理屈が聴けたらより嬉しかったなと思いました。

 

一皮むけたいデザイナー、ディレクターにもオススメ

Amazonのレビューにも書きましたが、こちらの本書は、各テーマの最初にそのテーマ毎、そのデザインについてのちょっとしたポイントが解説されているのが他の初心者向けのデザイン見本帳とは一味違う印象を受ける大きな特徴と言えます。

イベント内でも「ワイヤー作成の仕事をウェブディレクターからウェブデザイナーが奪う」というのがありましたが、機能面も意識してデザインできるウェブデザイナーさんは、個人的にまだ少ないのではという印象があります。

ともすればワンパターンになりがちなデザインレイアウトでも、個々のオブジェクトの配置やカラーマネージメントの意味、想定ユーザーやクライアントの特徴を把握したツールへの気配りなど様々な観点からバラエティに富み、具体例の載った現場に即した書籍なのでウェブデザイナーのみならず、ウェブディレクターにとっても即戦力で「使える」本だと思います。ぜひ一度お手にとる事をオススメします。

 

それは“ロジック”なのか、“こじつけ”なのか

この記事は、Webデザイナーの方向けの記事です。

多くのWeb制作会社の場合、制作の部署と営業の部署とで職能が分かれる事があるでしょう。
営業(プロデューサー)が仕事を受注し、制作がデザイン、コーディングを担うという職能分担です。受注制作の面から見て、効率的ですし制作のラインが保てれば一定のクオリティ(時間も含めて)が約束されるなどメリットも大きいです。

しかし、数多の案件の中で流れ作業になってしまい、クライアントの意図をデザイナーが汲み取りきれないという事象も少なくありません。本来、そのためにディレクターがいるのですが、個々の意識に依存せざるを得ない場面もあります。

受注の背景は何か

Webサイトが目的達成のためのツールである以上、求められるイノベーションには、“なぜそれが必要なのか”というロジックがあるはずです。多くのディレクター、プロデューサーは、クライアントの現状を詳細に調査し、より良いサイトのための仮説をたて、説得のための企画書を制作していることでしょう。

クライアント自身も気づいていない新しい可能性を提示し、新規プロジェクトとして立ち上げる事は、ディレクター、プロデューサーにとって嬉しい瞬間でもあります。

制作のモチベーションの置き所

しかし、時としてそれがデザイナーに上手く伝わず、ロジックが、こじつけに聞こえてしまう場合があります。
もちろんRFPなど資料の共有はありきですが、クライアントとデザイナーの間には、ディレクターやプロデューサーなど何人も間に入るのに加えて、上記の流れ作業的空気もあることから、タスクの積み上げばかりに意識がいってしまうのが原因でしょう。

それに慣れるとデザイナー自身が“なぜクライアントは、これが必要なのか”を考える事がおろそかになってしまうため、ただ言われた事をやるという状態になりかねませんし、いくら資料を共有しても内容を真に理解することは困難でしょう。
ロジックがこじつけに聞こえてしまう原因は、ここにあります。

安定供給を確保する上で、ある程度の流れ作業は必要です。かと言って、考える事すらやめてしまっては、機械と変わらなくなってしまいます。
Webはデータの集合体ですが、扱うのも作るのも基本は人間です。人間が携わる以上、そこには個々の想いがあって然るべきだと感じます。

日頃から個々の立場で思案する癖をつけ、自信を持って意見をする事。
なかなか難しいかもしれませんが、Photoshopを覚える事よりデザイン力を上げるのに本当に大事なのは、それなのかもしれません。